

オーストラリアのスケボーショップやスケボーチームのステッカー。
今回このステッカーを紹介してくれたONOとは、オーストラリアのシェアハウスで共に生活をした仲間である。
彼はオーストラリアを旅しながらショップやパークを周り、スケボーを楽しみながら、ステッカー集めもしている。
今までスケボーと無縁で生きてきた自分にとって、ONOの話は興味深かった。
スケボーのステッカーとは

多くのスケボーショップ、スケボーチームは、お店ごと、チームごとにステッカーを持っている。スケーターはそれをいたる所に貼る。
これは宣伝も兼ねている。
スケボー界ではステッカーは名刺代わりなのだ。
上手い人のステッカーはカッコよく見えるので、宣伝効果が非常に大きい。
板を買えば、お店でステッカーがもらえる。
また、パークなどで出会ったチームに声をかけてみると、案外もらえたりするそうだ。
スケボーのきっかけは一枚のステッカー

ONOがスケボーを始めたきっかけは、中学までさかのぼる。
友達の筆箱に貼ってあったステッカーに、ONOは一目惚れした。
調べると、スケボーのブランドということがわかった。
これがそのステッカー、toy machine。
調べていくうちに、スケボーのかっこよさに虜になるONOがいた。
そこから彼のスケボー人生は始まった。
『帰国後はスケボーを滑る場所を自分で作りたいから、セメント強くなりたいんすよ。だからセメントいじれる仕事がいいっすね。』
『人生、ご飯とスケボーがあれば幸せです。』と、さらりと言い切るONO。
一つのステッカーが、一人の男の生き方を決めることもあるのだ。
オーストラリアのスケボーチーム、ショップ
the bay

the bayはブリスベンのローカルチーム。
世界でも知っている人は知っているというほど、うますぎる集団。
ブリスベンのskatebizというお店で、the bayの人が働いている。
ここでしかthe bayのグッズは売っていない。
お店でその人たちと話をしていたら意気投合して、ステッカーをもらったそうだ。
DARK SIDE SKATEBOARDS

ゴールドコーストにある、DARK SIDE SKATEBOARDSというお店のステッカー。
歴史のあるお店で、中がスケボーの博物館のようになっている。
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skatebiz

トキのシールが、ブリスベンのスケボーショップ『skatebiz』のステッカー。
3店舗あり、QLD州では有名なお店。
日本では絶滅危惧種として大事にされているトキは、実はここオーストラリアでは鳩と同じくらいどこでも見かける鳥だ。
よくゴミを漁ったりしている。
『新潟県民は佐渡にトキがいることもあり、トキには敏感なんですよ。』と語る新潟出身のONO。
初めてオーストラリアに来た時、あの貴重なトキがそこら中にごろごろいる光景に驚いたそうだ。
『こっちのトキは黒いしゴミ漁るし、ワルですね。」』

スケボー目線の旅
スケボーをしている人は、一般の人とは違う目で街をみる。
ベンチやオブジェなどを見つけては、この形はすべれるな。と思い、また地面にスケボーの跡があると、ここで滑ってる人いるのか、今度きたらやってみよう、と思うそうだ。
『そういった面では、何もないような街でも楽しめる目をもっているので、旅して知らない街に行くのは好きです。スケボーやっててよかったと思います。』
日本スケート文化遺産
普通の人からしたらなんの変哲も無い場所も、彼らにとっては面白い場所となる。
街で見つけたそういう場所を、ONOは仲間と敬意を込めて『日本スケート文化遺産』と呼んでいる。
僕が埼玉出身ということで、埼玉にもあるかと聞いた所、メセナという公園を教えてもらった。
この何気ない公園も日本スケート文化遺産の一つで、海外からもスケーターが来るほどの場所だと言っていた。
家が近い人はぜひ行ってみてほしい。
お土産情報提供:ONO
記事:にっぱー
ご投稿ありがとうございました!
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