真実の証 バルセロスのガロ

マカオで見つけた雄鶏の置物。
色使いがとても可愛らしい。
台座にはPortugal(ポルトガル)と書いてあります。

マカオってどんな国?

マカオは、中国の特別行政区の一つで、中国の南に位置しています。

特にカジノが有名で、東洋のラスベガスとまで呼ばれています。

Casino Lisboa photo

では、なぜそのマカオのお土産に、ポルトガルと書いてあるのでしょうか。
答えはとても簡単。マカオは元ポルトガル領だったからです。

マカオは1887年からポルトガルの植民地になりましたが、その約100年後の1999年に、中国に返還されました。

ポルトガル語で、雄鶏はガロと言います。
この雄鶏のお土産は「バルセロスのガロ」と呼ばれ、ポルトガルではとてもポピュラーなお土産の一つなのです。

macau and china flag photo

バルセロスってなんだ?

調べたところ、バルセロスというのはポルトガル北部の都市の名前でした。

このバルセロスでは、キリストにまつわるガロの奇跡のお話がありました。

その昔、巡礼者がバルセロスを訪れ、宿をとりました。
しかし突然、この旅人は泥棒の疑いをかけられてしまいます。
彼の無実の訴えは聞き入れられず、彼は絞首刑の判決を受けてしまいます。

処刑の前夜、彼は改めて直訴するべく、裁判長の家へ向かいます。
ですが、誰も彼を信じようとしません。
そこで彼は食卓の焼かれた雄鶏の丸焼きを指差し、言いました。
「もし私が無実なら、明日の処刑の直前に、この丸焼きの雄鶏が生き返り、コケコッコーと鳴き出すでしょう。」

そして翌日。
刑が執行されようとするまさにその時、彼の言う通り雄鶏は生き返り、コケコッコーと鳴き出しました。
この奇跡を見た裁判長は、すぐに彼の処刑を取りやめ、彼を無実としました。
彼は神に感謝し、数年後再びバルセロスに立ち寄り、その奇跡を讃え十字架を建てたのでした。

現在も市内にある、このお話で建てられた十字架 photo

この物語から、バルセロスのガロは「真実の証」として有名になりました。
現在バルセロスでは、至る所でガロの描かれた看板や銅像、お店を見つける事ができます。

Galo de Barcelos photo
Barcelos photo

何がきっかけで人気になったの?

実は、バルセロスのガロがポルトガル中で人気になったのには、きっかけがありました。

時は1966年。
イングランドで行われた第8回ワールドカップで、ポルトガルチームは初めて首位の3位になりました。

WORLD CUP 1966 photo

国民は大いに喜び、当時チームのマスコットだったバルセロスのガロを、ポルトガルの象徴として考えるようになりました。

それ以降、ポルトガルのお土産の定番として、ガロが広まっていったそうです。
それは当時ポルトガル領のマカオでも、同様であったと考えられます。
そのため、今なおマカオでは、バルセロスのガロを見つける事ができるのでしょう。

お土産情報提供:Leeさん
記事:にっぱー
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