

ニュージーランドで見つけた、マオリ族のボーンカービングネックレス。
嫁さんとお揃いで一つづつ買いました。
マオリ族とは
マオリ族は、ニュージーランドに住む原住民です。
イギリス人が来る前の9世紀ごろ、ポリネシア地域からNZに移住してきた民族。
マオリ族といえば、力強く体を打ち鳴らし、目を見開き舌をだすダンス『ハカ』が有名。
自分の力を鼓舞するような、相手を威嚇するようなダンスですが、これは相手への敬意を表したもの。
現在はニュージーランドのラグビーチーム、ALL BLACKSが試合前にハカを行うことで、世界的にも広く知られるようになりました。

またジャグリングとして有名なポイは、実はマオリ族が発祥。
ほかにも、男女関係なく、顔も含めた全身にタトゥーをする伝統がある部族でもあります。
マオリ族のネックレスには、形一つ一つに意味がある。

マオリの人々は様々な形のネックレスを、身を守るお守りとして身につけています。
そしてその形には、それぞれ意味があります。
釣り針:ヘイマタウ

ヘイマタウには繁栄、旅の安全、成功などの意味があります。
渦巻き型:コル
交差:ツイスト

ツイストは友情の絆を示します。
斧(おの):トキ

斧の形のトキは、力強さや勇気のシンボルとされています。
マオリアクセサリーの材料
マオリ族のアクセサリーに使われるのは、主に、三つあります。
グリーンストーン

翡翠(ひすい)。
英語ではジェイドですが、ニュージーランドではグリーンストーンとも呼ばれています。
ニュージーランドはネフライトと呼ばれる翡翠の産地なのです。
ボーンカービング

動物の骨。
ボーンカービングと呼ばれるもので、牛や鹿の角などを用います。
僕の買ったものは牛の骨でした。
お店の人曰く、鹿の方が値段が高くなるそうです。
パウア貝

パウア貝と呼ばれるアワビの一種。
殻が虹色に光っており、アクセサリーとしてよく用いられています。
僕が買った白い方のヘイマタウの、右側の光っている部分はパウア貝ですね。
ニュージーランドのお土産屋さんで、このようなパウア貝のみも見かけることができます。
自分用に買っても意味がない?
マオリのアクセサリーの面白いところは、自分で買っては効果がないというところ。
人にもらって初めて効果があります。
まず自分で購入してそれを自分で身につけます。
そしてそのアクセサリーに相手に対する心を込めて、数週間数ヶ月、長い場合は数年身につけ、その後に渡すそうです。
僕らも旅のお守りとして、お互いに購入し、それぞれまずは自分でつけていました。
お土産屋のおばちゃんがいい人だった!

僕らが購入したのは北島にあるロトルアという町。
ここはマオリ文化が有名で、マオリに関する施設やお土産屋がたくさんありました。
このロトルアのお土産屋は韓国人が経営するお店が多かったです。
僕らが購入したお店「three tikis」もそう。
ここのおばちゃんがいい人で、紐をわざわざつけやすいやつに交換してくれました。
ボーンのネックレスはこのお店が一番品揃えがよかったです。
ロトルアに行く際は、ぜひこのお店を探してみてください。
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