
ベルリンの壁に描かれている絵のポスター。
ベルリンのチェックポイントチャーリー付近のお土産屋で買いました。
大きさは160×120cmくらい。
僕のお気に入りのポスターで、一人暮らしのときは部屋に飾っていました。
しかし結婚してからは、嫁さんからNGがでてでしまい、飾られることなく、しまわれています。
こんなにかっこいいのに。。。
ベルリンの壁のアートギャラリー
東西冷戦の象徴とも言われたベルリンの壁。
現在もベルリンのシュプレー川沿いには、当時の壁が残されています。
1.3kmに及ぶその壁には、24カ国の芸術家118人による壁画が描かれており、イーストサイドギャラリーと呼ばれています。
日本人のKikue Miyatakeさんも絵を描いた一人です。
アーティストや絵の紹介はこちらのEAST SIDE GALLERYから見ることができます。
いくつかご紹介。




紙でできた車!?トラバント

こちらが2番目にお気に入りの絵、Test The Best(Test The Rest)。
東ドイツ製の代表的な車、『トラバント』が壁を突き抜ける絵。
トラバントっていうチョイスが最高です!
トラバントは「ボール紙のボディの車」と呼ばれていました。
実際にボール紙と羊毛を混ぜてボディの基礎材料にしていた時期があったため、そのように言われていました。
そんな紙でできた東ドイツの代表車が、自由の西側に向かって硬い壁をぶち壊す!
メッセージ性がわかりやすくて好きです。
僕が行ったときは、この絵の前に実際に下の写真のトラバントが停まっていて、興奮しました。

一番お気に入りのアート

すごいインパクトの絵ですよね。
おっさん同士のキスの絵。
「この二人は東と西のトップで、それを皮肉ってキスさせた絵だよ。」
と、一緒にまわっていたドイツ人の友達が教えてくれました。
(後に違うことが判明。聞き間違いをしていたみたい。)
東と西のトップを恋人に見立ててキスをさせ、もう東と西は愛し合っている、というメッセージ性だと思い、そこが気に入り、ポスターを探しました。
イーストサイドギャラリーにもお土産屋さんがあるのですが、なんとそこにはありませんでした。
ベルリン観光中は、お土産屋を見つけるたびに探していました。
運がいいことに、チェックポイントチャーリー付近のお土産屋で発見しました!
購入が2011年なので、現在まだ売っているかは不明です。
イーストサイドギャラリーは、僕が行った当時は落書きが消された後だったらしく、綺麗でした。
実はベルリンの壁のアートは落書きだらけ。
上書きするように落書きがされているため、結構がっかりしてしまう人も多いとかもしれません。

この二人の本当の正体とは
帰国してこの絵についてネットで調べてみると、説明を聞き間違えていたことが判明しました。
この二人は東ドイツのトップ「ホーネッカ」と、ソ連最高責任者「ブレジネフ」でした。
東と西のトップではなく、共産圏のトップ2人だったようです。
まずこの絵はソ連と東ドイツの蜜月関係について描かれた絵でした。
さらに驚く事に、なんとこの絵には・・・
もととなった写真があったのです!!!
それがこちら。

実際にキスまでしてたんだ!!!!
もう何が何だかわからない写真。
写真だと、さらに衝撃的ですね。
しかしじつは、これはただの伝統的な挨拶だったんです。
ソ連では男同士のキスの文化がありました。
そのため、2人はゲイでもなんでもありません。
この英名は
「Fraternal kiss」:友愛の(兄弟の)キス
または
「My God, Help Me to Survive This Deadly Love」
下の方は上手い事訳せませんが、こっちの”Deadly Love”方が皮肉が効いてて好きです。
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