
チェコから持って帰ってきたビールのお土産。
道を歩けばいたるところにパブがあったチェコの首都プラハ。
真昼間からのむ生ビールは格別でした。
なぜチェコのお土産にビール?

なぜチェコお土産にビールを選んだか。
じつはチェコといえば、ビールの国なんです。
チェコは1人あたりのビール消費量世界1位のビール大国!
それも20年以上ぶっちぎりの1位!!
日本人1人が1年に43リットルに対し、
チェコではなんと149リットル!3倍以上!!
チェコではビールは水より安いと聞いていましたが、ほんとに安くてびっくりしました。
嫁と嫁母と3人でチェコに行ったのですが、生ビールを飲む僕と嫁母より、ソフトドリンクを飲む嫁の方が値段が高かった。
そりゃあみんなビール飲むわー。笑
チェコで買ったお土産ビール
旅行前に、お土産で持って帰ることができるビールについて調べてみました。
持って帰ろうと決めていたのは、写真の3種類。

特にGumbrinus(左)が美味しいと書いてあるブログが多かったので、こちらをチョイス。
調べてる時に、『わざわざチェコまで来てアメリカのビールを飲む必要はない』という内容のブログを発見。
「確かにそうだな。なぜかチェコでバドワイザーがよく売っているけど、これは日本でも飲めるしなー。」
と、買うつもりはありませんでした。
しかし、、、
(・・・あれ??)
お店で売っているバドワイザーの缶を見てなにか違和感が。
これ、俺の知ってるバドワイザーじゃない!!
バドワイザー VS バドワイザー

結論から言うと、チェコのバドワイザーは、日本で見かける物とは全く別の代物ということが判明。
バドワイザーの由来は、中世以来有名なチェコ国内のビール産地の地名 「ベーミッシュ・ブトヴァイス(Böhmisch Budweis)」。
チェコでは1795年、バドワイザー市が正式に許可を出し、ブランド名にバドワイザーが使用されたビールが販売されるようになりました。
それがチェコで現在も流通しているバドワイザー。
それから100年後のアメリカで、バドワイザーの名前がついた全く別のビールが販売されることになります。
そのビールは、バドワイザー市の許可なく、アメリカ国内の「バドワイザー」の商標をとり、バドワイザーとして売り出したものでした。
こちらが日本でもよく見るアメリカ製バドワイザー。
当然、商標をめぐる争いに発展。
1939年にチェコ側がアメリカ国内に限り商標を放棄することで合意。
その結果、それぞれのビールは2つの名前を持つことになりました。
■チェコ製バドワイザー
ヨーロッパ主要国 での名前:バドワイザー
アメリカ国内での名前:チェコヴァル、もしくはBBベルゲブロイ
■アメリカ製バドワイザー
ヨーロッパ主要国での名前:バド、もしくはブッシュ
アメリカ国内での名前:バドワイザー
そのほかの国での呼び方は?
ではほかの国ではどう呼ばれているのでしょうか。
そこはやはりアメリカが1枚上手。商売上手。
日本を含む40か国以上で、先回りして商標登録を実行。
そのため僕らも、アメリカ製バドワイザーをバドワイザーとして認識してしまっています。
ちなみに、商標登録を行った各国で、現在も70件以上、引き続き訴訟中だそうです。
応援したくなるのはチェコ製バドワイザー。しかし・・・
味の好みはありますが、心情的にはチェコ製のオリジナルのバドワイザーを応援したくなります。
アメリカ製の方はずるいイメージがして、どうにも好かない!
しかし、これもさすがアメリカ。
どっちが好きと聞かれたら、大手をふるって「チェコ製のオリジナル!」とは言えないんです・・・。
なぜなら・・・
アメリカ製バドワイザーには・・・
アメリカ製バドワイザーには・・・!!

バドスーツが!!

バドガールズがいるんですよね!!
卑怯なり、アメリカ製バドワイザー!!
嫌いになれない!!!
バドガールズは美しさもさる事ながら、タトゥー、たばこ、ピアス、犯罪歴がないなど、見た目だけでなく中身も素敵な人を採用するようにしているんですよ。
そんなの嫌いになんてなれないっす!
世界の半分の人(男)はアメリカ製と答えると思います!!笑
チェコで買うべき1番のおすすめお土産ビール
先ほどお土産用缶ビールでは「Gumbrinus」がおすすめというブログが多かったので、僕もそれを買いました、と書きました。
しかし、僕がおすすめするチェコで買うべきお土産用缶ビールは、断然このチェコのバドワイザーです。
友人や家族のためのお土産を選ぶとき、お土産を選ぶ理由はいろいろあると思います。
おそらく1番の理由は「希少性」。
その場所でしか買えない、地元ではなかなか見つける事ができないもの。
チェコで日本やアメリカのビールをお土産に買う人なんていませんもんね。
その面では先ほどの3本も、チェコのバドワイザーも同じ土俵に上がっていると言えます。
次に味ですが、そこはあげる人によって好みが分かれるところ。
自分が一番好きだと思った味のビールをあげる方法もありますが、それよりもおすすめしたいのが「ストーリー性」。
他の3本にはストーリーがありませんが、このバドワイザーに関しては、記事を読んでくださった皆さんはもうご存知のとおり、日本人が身近に感じる事のできるストーリーがあります。
お土産をあげるときに、
「じつはこのバドワイザーは、○○さんが知っているバドワイザーとは全く別のものでね!・・・・って理由があって、日本で売っているものとは違うんだよ。今度飲み比べてみてね!」
なんていうストーリーも含めて、その人に渡すことができます。
お土産を選ぶ際は、それに付属するストーリーについても考えてみると、もっと喜んでもらえるかもしれませんね。
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