紋章の持ち主を探せ! Coat Of Arms ペンダント

ドイツのライプチヒの公園に行った際、そこで開かれていたフリーマーケットで購入した金色の紋章のペンダント。
1000円くらいだったので大したものではないとわかっていたのですが、何の紋章か気になったので購入。帰国後、さっそく調査開始!

MASTER キートン第6巻「アザミの紋章」

実は以前から紋章、Coat Of Armsに興味を持っていました。きっかけは浦沢直樹の漫画「MASTER キートン」。 

主人公のキートンはイギリスと日本のハーフの保険調査員。過去にはイギリス特殊部隊のサバイバル教官でもありましたが、夢は考古学者になること。
そんな彼が世界中の様々な事件を、考古学とサバイバルの知識を用いて調査解決していく、というお話。

特に好きな話が、第6巻「アザミの紋章」というお話でした。

ある神社に、江戸時代に奉納された英国製の懐中時計がありました。
そこにはアザミの紋章(Coart Of Arms)が描かれていました。
キートンはそのたった一つの紋章から、それが一体誰の物で、どんな経緯で江戸時代の日本の神社に祀られるようになったのか、イギリスと日本をまたにかけ謎解きに出かけました。

マスターキトンの中でも一番大好きなお話。その中で語られる、紋章「Coat of Arms」にも興味を持つようになりました。

紋章 Coat of Arms

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紋章、英語ではCoat of Armsと呼びます。
その名の通り、盾や防具(Arms)などに描かれた模様です。
上着や馬に羽織る布などの着るものにも描かれていることから、「Coat(着るもの)に描かれたArms(防具の絵)」と言うようになったそうです。

紋章と家紋の違い

紋章を日本の家紋の海外版だと思っている人も多いと思いますが、実は少し違います。
家紋が「家系」を識別するためのものであるのに対し、紋章は「個人」を示すものなのです。


紋章の面白いところはまさにここ。
紋章を見るだけで、持ち主の生い立ちがはっきりとわかる、というところです。
親子でも紋章は違います。
後述しますが、持ち主が新しい領地を獲得したり、結婚することなどで紋章に新しい絵柄が追加されます。
人の成長とともに紋章も成長していくのです。

紋章の読み方

ここで、マスターキートン第6巻「アザミの紋章」を例にとって、紋章から持ち主をどう推理できるのかご紹介します。

このように、何が描かれているかによってキーワードを読み取り、推理していくことができるのです。
マスターキートンでは、まずスコットランドへ飛び、公爵以下の貴族の紋章を洗い直し、お酒に関係した人物を捜すことで、見事正解へたどり着きました。

このペンダントの紋章は誰のもの?

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さてそこで今回僕が買った紋章のペンダント。
一体誰のものなのか。推理の始まりです。
まるで主人公キートンにでもなったかのようなワクワク感。

まず推理をするために、wikipediaで「紋章学」について調べることから始めました。

これが間違いでした・・・orz。


wikipediaにでっかくこの紋章が載ってるー!!

推理の夢は打ち砕かれました。
ウォーリーを探せを買って、さあやろうと開いたら全ページのウォーリーに丸が書かかれてた。そんな気分。

わくわくを返せー!!!!!

英国王の紋章

Buckingham Palace, London photo

この紋章の正体は、イギリスの国王の紋章、すなわちイギリスの国章でした。

・獅子→イングランドの象徴
・ユニコーン→スコットランドの象徴
・盾の左上と右下→3頭の金色のライオンはイングランド王室の紋章
・盾の右上→赤いライオンはスコットランドの紋章
・左下→竪琴はアイルランドの紋章
・モットー→DIEU ET MON DROIT “神と我が権利”

推理できなかったのは残念でしたが、わからないよりはよかったのかな。
ドイツで買ったお土産ですが、がっつりイギリス関係のものでした。
ドイツ土産って言っていいのかな・・・。

結婚によってできた紋章

こちらはウィリアム王子とキャサリン妃の紋章です。
結婚したことにより、夫婦としての紋章が授与されました。
紋章の面白いところは、その人の生き方によって、紋章が進化していくことにあります。
結婚でお互いの紋章を組み合わせたり、領地を得た場合は、その領地を示す図柄を追加したりします。

・左の盾(ウィリアム王子):イギリス王家の紋章と少し違い、長男を示す白いラベルが、盾とライオンとユニコーンの首の三箇所にあります。そのラベルの中心にある赤い貝は、故ダイアナ妃のスペンサー家の紋章からきています。

・右の盾(キャサリン妃):ミドルトン家の紋章。

世界の紋章

紋章というと洗練されたかっこいいイメージがありますが、じつは世界には様々な紋章があるんです。ちょっとご紹介。

■ケニア
盾が部族の盾っぽい!!
鶏が斧持ってたら怖いですね。
とうもろこしがほっこりさせてくれます。


■アイスランド
ちゃんと氷の大地の上にある!

■デンマーク
葉っぱ隊が2名!YATTA!!
盾の左上の3頭の獅子がハートでデコられているのが可愛い。

■オーストラリア
ほのぼのします。
どこかなんて言わずもがなですね。
ライオンとユニコーンの代わりに、カンガルーとエミューを抜擢。
とってもオージーらしい感じが出てて好き。no worries mate!

■一番のお気に入り!ヌナプト準州(カナダ)!!
ユニコーンの代わりにまさかの一角。らぶりー。

旅行に行った際に紋章を見かけたら、写真に撮って後で調べてみるのも楽しいかもしれません。

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